板橋区の工場に知っていただきたい燃料調整費について

板橋区について

東京の板橋区は、23区の中で北西に位置しています。板橋区の特徴ですが、ほぼ全域が住宅地になっているいということです。

板橋区は江戸時代から明治時代にかけては、その大部分が農地や雑木林でした。しかし中山道や川越街道など、大きな道路があったことに加えて、更に環状線や首都高速など、多くの道路が集まる物流の拠点となりました。

産業では、江戸時代から伸銅業(銅製品)が地場産業となって伝わっています。また明治に入り火薬工場が出来たのをきっかけに、軍需関連産業も成長していきました。戦後はそれらは精密・光学機器や印刷関連の産業などが集まっている、工業地域となっています。

板橋区にある工場の中で最も多いのが、出版・印刷関連業で、これは平成10年のデータでは全体の27%に達しています。

そんな板橋区の工場の皆様に知っていただきたいのが、燃料調整費のことです。

燃料調整費とは

さて「燃料調整費」とは、一体なんのことでしょうか。これは各電力会社が火力発電をする際に必要な原料(原油や石炭など)を購入するための費用のことです。そしてこの燃料調整費は、皆さんの電気料金に毎月上乗せされています。

お手元に電気料金の明細書などがある方は、是非ご覧になってください。「燃料調整費」という項目がどこかに書かれているはずです。

なぜ私達の電気代にこのような費用が上乗せされているかというと、2011年の東京電力福島第一原発事故以降、日本各地の原子力発電所が稼働を停止していることに関係があります。ほとんどの原発が稼働を停止した結果、日本国内の電力が足りない状態になってしまっています。そこで今ではあまり使われなくなったり、引退寸前だった各地の火力発電所などをフル稼働させて、電気を賄っているのです。それら火力発電所の原料を購入するための費用が、この「燃料調整費」というわけです。

ちなみに燃料調整費の金額は、各地方電力会社のホームページに毎月掲載されています。ご興味がある方は、探してみてください。

燃料調整費の変動とは

この燃料調整費ですが、実は毎月価格が変動しています。火力発電所の原料の購入量が違ったりする事は想像に難くないのですが、その他にも様々な原因によって価格が変わってきます。特に原油の産出国は周辺の政情が不安定なこともあって、ちょっと何かしらの事件が発生するだけで、原油価格が大幅に上がったりすることは十分有りえます。また原油を積んだタンカーがなんらかの事故にあってしまうと、原油を日本まで輸送できなくなってしまう恐れもあります。そのような事が起きてしまった場合など当然その分の値上げは、私達の電気代に反映されてしまい、電気代も上がってしまうという事になります。

燃料調整費は今後どうなるのか

上にも書きましたように、燃料調整費は「火力発電」で使用する原料のための費用です。という事は発電全体の中から火力発電の割合が減っていけば、おのずと燃料調整費も減っていくはずです。そうなれば電気代も安くなるでしょう。

しかしそのためには、火力発電以外の効率良い発電方法が必要になってきます。現状その可能性があるものは原子力発電以外にはありません。

現在日本各地で稼働を停止している原子力発電所が稼働を再開すれば、火力発電の割合は減っていくため、遠からず電気代への燃料調整費の上乗せはなくなるでしょう。そうなれば電気代もそれだけ安くなります。

まとめ

燃料調整費は、現在の日本の発電にとって大切な費用です。しかしいずれは無くなっていくべき費用なのは間違いありませんし、無くなればそれだけ電気代が安くなるのは確かです。しかしどうしても今の電気代を安くしたい、とお考えの板橋区の製造業の皆様は、まずは工場電気ドットコムまでお問い合わせください。

工場電気ドットコムでは皆さんの工場の電気代基本料金を値下げすることで、電気代全体を値下げするご提案をしています。電気代基本料金は燃料調整費のように、不安定に上下する費用ではありません。一度値下げしてしまえば、安定した値下げが可能です。

お問い合わせ・お見積りは無料です。お電話でも受け付けております。まずはお気軽に工場のまでご連絡ください。