江戸川区について
東京の江戸川区は、23区でも最も西にある区です。広さは23区では4番目になりますが、区民一人あたりの公園面積は23区でトップになります。区の南側の大半は埋立地で占められていて、葛西臨海公園や葛西臨海水族園などがあります。
もともとは湿地帯で住人の多くは北の方に住んでいました。江戸時代には埋め立てが進んだ事もあり、農業や漁業などが盛んとなっていました。農業は今でも江戸川区の大事な産業の一つになっています。また昭和5年に荒川放水路が完成したことで、それまで起きていた水害などの問題が解消されました。
また江戸川区には近年インドから来る人が多いのが特徴です。日本に住むインド人のうちの三割は東京に住んでいるのですが、その東京の中でもっともインド人が多いのが、実は江戸川区になります。
江戸川区の製造業は金属製品や一般機械器具、衣服・その他の繊維製品が主なものとなっています。そんな江戸川区の製造業の皆様にお教えしたいのが、電気代が高くなった理由です。
どうして電気代が高いのか?
かつてに比べて、この数年で電気代はかなり値上がりしています。では一体どうして電気代が値上がりしているのでしょう?結論を言ってしまうと、それは「東日本大震災」と「東電福島第一原発事故」の影響によるものです。
「東日本大震災」と「東電福島第一原発事故」によって、日本にあった多くの原子力発電所は稼働を停止してしまいました。しかし原子力発電所は、とても安く電気を作ることが出来る、コストに優れた発電方法なのです。なぜ原子力発電所がコストに優れているかというと、使用するエネルギーが少なくて済みますし、かつ大量の出来を発電できるからです。
しかし原子力発電所が稼働を停止して以後は、以前使っていた火力発電所を再稼働させて、発電をすることになりました。しかし火力発電所は、燃料となる原油を海外から大量に輸入してこなければならず、それの輸送費用が必要になってしまいます。また原油の産出国がある中東近辺は政治情勢が不安定で、何かあった場合に原油の費用も上がるし輸送も出来なくなる、というリスクを抱えています。本来はそれらを解消するための原子力発電だったのですが、結局火力発電に頼らざるを得なくなってしまいました。
火力発電が日本のメインの発電方法となった結果、私達の電気代に「燃料費調整額」というものが上乗せされることになります。これは何かというと、一言で説明すると「火力発電で利用するための原油を購入するための費用」です。これが私達の電気代が高くなった理由の一つです。
もう一つの理由は、私達の電気代に「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が上乗せされるようになったからです。この「再生可能エネルギー発電促進賦課金」とは、原子力発電に代わる新しい再生可能エネルギー、太陽光発電や風力発電など、を発展させる目的で作られたものです。今後再生可能エネルギーは必要になってくるので、今のうちに費用を出して研究発展させよう、ということです。
この費用で、例えば各家庭の太陽光発電で作られた電気などが購入されているのですが、そうした電気の購入費用から生まれる利益目当てで、多くの事業者が太陽光発電に参入してきたのも事実です。結果として太陽光パネルが乱立し、場合によっては山林などを切り開いて自然破壊をし、そうして原野になったところに太陽光パネルが建てられるという、ちょっと矛盾した状況も一部で起きてしまっています。またそうして山林などを切り開いた結果、大雨に土地が耐えられずに土砂崩れなどを起こしてしまった事例もあります。台風などで太陽光パネルが飛散してしまった例などもあります。
「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は確かにこれからの発電にとって必要なものです。しかしそれはある程度の余裕をもってやらないとならないでしょう。先日の北海道の大停電もそうですが、皆が電気が足りるかどうかの瀬戸際にいる時に、このような費用が電気代に上乗せされる事には、納得行かない人も多いのでは無いでしょうか。
電気代が高い状態は、まだしばらくは続くと思われます。せめて原子力発電所の再稼働が進めば、この状態が緩和されるのでしょうが、それも期待はできません。それであれば、他の方法で電気代を下げる努力をしないとなりません。
工場電気ドットコムでは、新電力へ切り替えることで電気代が値下げできる方法をご提案しております。お見積もり・お問い合わせは無料です。少しでも電気代を削減したいという江戸川区の工場の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。