新潟の町工場が作った半永久的に使える樹脂マスク

新型コロナウイルスがまだまだ収束しない現在、多くの製造業、町工場などが経営危機に陥っているかと思います。こうした中では、何か新しい製品を作り出したり、新しいやり方を見いだしたりしないと生き残るのは難しいでしょう。そうした状況の中で先日の事なのですが、新潟の町工場が作ったマスクの事が話題になっていました。

BCN+R:新潟の小さな町工場が逆境をバネにつくった、半永久的に使える「樹脂製マスク」

新潟県三条市の従業員6人の小さな町工場が、新型コロナウイルスの影響で取引先の工場からの受注がストップするという苦境に見舞われた。状況を打開するため、自社の技術を応用してマスクを新規で開発・製造・販売した。フジハラ ウインテックは、プラスチックとゴムの間の柔らかさのエラストマー樹脂に着目して、水洗いするだけで半永久的に使えるマスク「エラストマー樹脂製抗菌マスク WinFit」をつくった。

現在マスクの需要がいまだかつてない程に高まっています。近年は特に使い捨てマスクが主流になっていたのですが、何度でも繰り返し使えるようなこうした新しいマスクがどんどんと作り出されています。何度でも使えるマスク、真夏でも使えるマスクなど、そういった意味では新しいビジネスチャンスだとも言えるでしょう。

この何度でも使えるマスク「WinFit」を製造した町工場は、元々は金型製造工場だったのですが、新型コロナの影響により売上が大幅に落ち込んだそうです。もちろん多くの工場や町工場、企業が同じような境遇だったと言えるでしょう。しかしそこで何もせずコロナ禍が過ぎるのを待っていたというわけでは無く、今回のような新しい製品を生み出した、という事だそうです。

日本は「ものづくり大国」と呼ばれています。そう呼ばれていた背景には、こちらのような独自の技術と開発力がある町工場が多くあった、という事を忘れてはいけません。今回の新型コロナウイルス騒動では、多くの工場や町工場で経営が立ち行かなくなったのは間違いないのでしょうが、そうした中でもこのようにあきらめる事なく、新しい商品を生み出してきたという事は、本当にスゴイことですし、また見習っていくべきことだと思います。

もちろんなかなか大変なことだとは思いますが、そうした町工場の底力がかつてあった日本のものづくりの底力になっていた事は、間違いないことかと思います。工場電気ドットコムではそうした町工場の皆様を応援するために、電気代の削減をご提案しております。特に電気代でお困りの町工場の皆様、是非工場電気ドットコムにお問い合わせください。費用は完全無料にて、新電力への切り替えのお手伝いをさせていただきます。