鉄鋼業といえば、日本の工業を支える大切な工業だと言えます。鉄鋼業で作られる鉄は、自動車や機械、土木や建築など、様々な産業で必要になってくるものです。現在世界中で使われている金属材料の総重量の95%は鉄鋼である、とも言われています。そういう意味では日本どころか世界中の基幹産業だと言うことができるでしょう。今回はそんな鉄鋼業について、書いていきたいと思います。
鉄鋼業とは、読んで字のごとく鉄鋼製品を作る工業のことです。製鉄業とも言います。鉄鋼業は3つに分類することが出来ます。主に外国から輸入した鉄鉱石と石炭を使い、高炉で炭素分の多い「銑鉄」と呼ばれるものを作りだす製銑業。溶けた「銑鉄」から炭素などの不純物を取り除き、「鋼鉄」を作り出すのが「製鋼」となります。そして鋼を圧延して様々な鋼材をつくる、圧延・加工業です。この3つを一貫して行うことが出来る工場を、特に銑鋼一貫製鉄所と呼びます。
鉄鋼には様々な種類があります。鉄鋼はおおよそ、鋼材、特殊鋼鋼材、その他の鉄鋼製品、鉄鋼二次製品などに分類することが出来ます。それらは土木・建築・輸送・船舶・製造業などに使われます。
鉄鋼業には原料となる鉄鉱石と、石炭が必要になってきます。しかし日本ではその両方ともをほとんど輸入に頼っているため、多くの鉄工所は原料の輸送に便利な臨海地域に多く建造されています。日本では第二次大戦以前は、原料の多くを中国などに依存していましたが、近年は鉄鉱石はオーストラリアやブラジル、石炭はオーストラリアやインドネシアなどから、輸入しています。
現在世界では、アメリカ・日本・ドイツ・中国・ロシアなどが、主要な鉄鋼生産国となっています。特に近年は中国の鉄鋼生産量が安く大量に出回っており、日本の鉄鋼メーカーの多くはそのあおりを受けてしまっています。その中でいかにしてコスト削減を進めて競争力をアップしていくかが、日本の鉄鋼業の今後をどう支えるかということに繋がってきます。
今回は鉄鋼業について、書いてきました。鉄鋼業は間違いなく日本の基幹産業です。日本の工業を支える存在です。そのような鉄鋼業の工場で働く人たちのためにも、私達工場電気ドットコムは、工場の電気代の値下げをお手伝いすることで、少しでも応援していきたいと思っております。
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