太陽光発電と鳥

太陽光発電パネルというと、皆さんどのように設置されている姿を思い浮かべるでしょうか。特に太陽光パネルは地面についているか、ついていないか、とい問題があった場合、みなさんどのように想像されるでしょう。ほとんどの方が想像されるとおり太陽光パネルは接地面、つまり地面もしくは屋根の上からちょっと浮かせる形で骨組みを作りそこに設置するタイプがほとんどです。地面に設置するタイプであれば、地面からは結構浮かせる形になります。屋根設置タイプではそこまで高さは無いけれど、屋根には直接置かないようになっています。これは地面あるいは屋根などの間に空気の通り道を作る必要があるため、こうなっているのです。

しかし地面タイプでは無く屋根タイプの場合、この「ちょっと浮かせて設置する」という事から、思わぬ問題を招いてしまうことがあります。それが「鳥」による問題です。

KOYU:第11回 太陽光パネルの鳥害について

パネルの表側で発生する問題
1.糞害
飛来する鳥から落下する糞など(営巣のための木の枝などもあります)でパネルが汚れてしまうことによる、発電効率の低下や建物への直接的な糞被害。また、鳩の糞は塗装や金属を腐食させます。

2.騒音
鳥の飛来が増えることによる、鳴き声などの騒音。

パネルの裏側で発生する問題
3.衛生環境の悪化
雨風をしのいだり天敵から身を守れるため、鳥が営巣しやすくなります。その結果、糞などが堆積し衛生環境が悪化。なお、鳩の糞はさまざまな病原体やアレルギー物質など有害な成分が含まれているので注意が必要です。

4.機器の故障・トラブル
鳥がパネルの配線ケーブルを突いたり破いたりすることで機器の故障を引き起こしたり、発電効率の低下の原因になる可能性があります。

などが挙げられます。

つまり太陽光パネルと屋根の隙間に鳩などが入りこんでしまい、それにより様々な問題が発生してしまっているということです。確かに鳥に限らず動物であれば、そうしたちょっとした隙間に入り込んでしまって巣を作る、というのは十分ありうる行動です。

この鳥の問題は主に屋根上設置型の太陽光パネルで起きますが、そうでは無い地面設置型では鳥では無く「雑草」による問題があるという事も近年指摘されています。

太陽光発電の意外な弱点とは?

太陽光発電はいわゆる「自然エネルギー」なのですが、自然に近い環境に設置するためにどうしてもそうした自然と関わる、いくつかの問題が発生してしまいます。

また太陽光発電と「鳥」というと、先日このようなニュースを見つけました。

詳しくはリンク先を見ていただきたいのですが、アメリカの太陽光発電施設のそばで多くの鳥の死骸が発見されているということです。太陽光パネルを湖と間違えて急降下してきたのでは?という説もあるようですが、真相はいまだに分かっていないようです。

いずれにせよ太陽光発電は万能ではありません。トラブルや問題が起きる可能性は十分にあります。そうしたトラブルや問題を無視せずに、ひとつひとつ丁寧に解決していくことこそが、太陽光発電の普及につながるのでは無いかと思います。