電力のピークカットとは?

電気代削減の方法あれこれ

単純に「電気代の削減」といっても様々な方法があります。色々な電力関連会社から営業をお受けになった経験がある方であれば、営業の説明を聞いているうちに、良く分からなくなってしまった、という方もいらっしゃるかもしれません。とにかく電気代を削減するには、多くの方法があります。

私達工場電気ドットコムで一番オススメしている方法は、新電力を利用した方法です。電気代の基本料金を大幅に値下げすることで、電気代全体を値下げする方法です。ある意味、これが一番面倒くさくなく確実な方法かもしれません。

電気代削減の方法ですが、皆さんは「ピークカット」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?もしかしたらテレビや雑誌などで、見かけた方もいらっしゃるかもしれません。では「ピークカット」とは、どういう事なのでしょうか?

電気代のピークカットとは?

使用電力というのは30分おきに平均値が出され、その平均値の過去一年分の中で一番高い数値が従量料金単価として決まります。つまり電気料金というのは、いつでも事業所ごとの最高値で料金設定がなされているということです。この使用状態を計測して、ピークとして使っているところの平均値を下げることで、従量料金単価をさげて、電気料金を削減しようという方法がピークカットになります。つまり電力使用量の「ピーク」を減らす、「カット」することで、電気代を下げようという意味合いになります。

もう少し分かりやすく説明します。例えば一日のうちでもっとも電力を使うのがお昼すぎくらいの時間だったとします。その場合、電気代はそのお昼すぎの電力使用量を元に決められます。ですので電力を一番使用するお昼すぎに、あえて電気を使わないようにしたり、LEDなどを利用した電力節約、あるいは冷暖房の設定温度を変更するなどの節約を行い、電力使用量を少なくすることで、電気代そのものを下げる、というイメージになります。

ピークカットとピークシフト

ピークカット」に似た言葉で「ピークシフト」という言葉があります。こちらも考え方としては同じなのですが、ピーク時の電力を他の時間帯に移す、つまり「シフト」させることで、電気代を値下げしようという試みです。例えば工場の稼働時間を日中から夜間にずらす、お湯などは昼間では無く夜間に沸かしたものを使う、夜間にバッテリーを充電する、夜間のうちに氷などを作っておき昼間はその氷を冷房として使う、などといった方法が、ピークシフトとなります。

ピークカットに必要なもの

ここまでご覧になられた方は、是非ともピークカットをやってみたいと思われることでしょう。しかしそうは簡単にいかないのが、ピークカットの特徴です。上にも書いた通り、電力使用量は30分おきに平均値が出され、その平均値の過去一年分の中で一番高い数値が従量料金単価として決まります。ピークカットをするためには、その電力使用量を随時監視していないといけないのです。電気の使用量を随時監視するためには、専用のシステムやツールが必要になってくる場合があります。

また電力使用量を「随時」監視している必要がありますので、それなりに手間がかかります。工場で何か作業をしながら電力の監視もする…というのは、なかなか大変なのでは無いでしょうか。

確かにピークカットやピークシフトは、電気代の節約としては大きな効果があります。しかしそれを実現するのは、それなりの手間とコツが必要になってきます。

ピークカットを考える前に

そこで工場電気ドットコムでは、ピークカットよりも先にまず「新電力」による、電気代削減をオススメいたします。この方法であれば、手間やツールなどは一切必要ございません。昨年一年分の電力使用量明細があれば、お見積りをお出しすることが出来ます。

そうして新電力による電気代削減をやったうえでまだ余裕があるようであれば、そこからピークカットをする事をオススメいたします。そうすれば新電力で電気代が下がったよりも、また更に電気代を削減することが可能です。

電気代の値下げを考えていらっしゃる方は、まずは工場電気ドットコムまでお問い合わせください。今年の夏は猛暑ですが、来年そして再来年も猛暑で無いとは言い切れません。今年の電気代を見て驚いてからでは手遅れかもしれません。その上でピークカットなりピークシフトを利用して、更に電気代を値下げできるかもしれません。工場電気ドットコムがそのお手伝いをさせていただきます。