住まいが被害を受けたとき 最初にすること

先日の台風10号では、多くの被害が発生しました。近年日本では毎年秋の台風シーズンのみならず、夏場の局地的豪雨など、とにかく大雨による被害が発生しやすくなっている傾向があります。普段そうした豪雨被害にはあまり気をつけていなかった方でも、いざ自分が被害にあった時にはどうすればいいのか、という事を考えてみた事があるかもしれません。

こうした事情を受けたことなのかどうかは分かりませんが、先日政府広報オンラインに「住まいが被害を受けたとき 最初にすること」というページが出来ました。

政府広報オンライン:住まいが被害を受けたとき 最初にすること

災害で住まいが被害を受けたときは、あまりのショックに、何から手を付けたらいいか分からなくなるかもしれません。被災者の方々が一日も早く日常の生活を取り戻せるように、行政や災害ボランティアなども様々な支援に動き出します。それらの支援も受けながら、一歩ずつ再建を進めていきましょう。

災害を防ぐことはもちろん大事です。しかし実際に災害にあった後に、いったいどういう行動を取ればいいのか、という事もかなり大事なことなのでは無いかと思います。そうした疑問に答えてくれるのが、この「住まいが被害を受けたとき 最初にすること」のページです。

当ホームページでは「電気」関連のことのみに言及しておきますが、例えば以下のように書かれています。

■電気の復旧と注意点
停電していた場合、急に電源を入れると、通電火災などの二次災害が発生する危険があります。

<電気を復旧させるときの注意点>

避難などで家を離れるときはブレーカーを切っておく
停電時は、すべてのコンセントからプラグを抜く

<電気を復旧させるときは>

(1)ブレーカーがすべて「切(OFF)」になっているか確認
(2)アンペアブレーカーを入れる
(3)漏電遮断器を入れる(ON)
(4)安全ブレーカーを一つずつ入れる(ON)

安全ブレーカーをONにしても、漏電遮断器が再び自動的に「切(OFF)」になってしまう場合は、漏電のおそれがあります。ブレーカーを切ってください。

このように停電からの復旧に対して、細かく図入りで解説を入れてくれています。停電の他にもガスが止まってから戻った時の注意点、トイレが使えなくなった時などの簡易トイレの作り方などが記載されています。

その他にも、災害時に片付けや修復作業をするときのやり方や注意点も記載されています。また災害後の公的支援などについても書かれていますので、一通り目を通しておいて損は無いといえるでしょう。

災害はいつ発生するか分かりません。そして災害に合う可能性は、どなたにでもあります。24時間365日災害に備えて気を張っているわけにはいきませんが、こうした情報に一度は目を通しておくことで、何かの時に役に立つかもしれませんね。