2019年台風19号で倒壊した電柱の撤去開始

2019年の台風19号といえば、近年稀に見る大型の台風として、日本に甚大な被害をもたらしたことが、記憶に新しいところです。後に「令和元年東日本台風」とも呼ばれるようになったことからも、その威力と被害の大きさが思い起こされます。この台風19号は2019年10月12日に日本列島に上陸しました。丁度一年前のことになります。当時書いたコラムがこちらです。

台風19号の恐るべき被害

当時の記事からも、その甚大な被害が読み取れます。そしてようやく最近になって、台風19号で倒壊した電柱や高圧線が撤去を開始したというニュースが報じられました。

KHB:台風19号で被災 丸森町で電力設備の復旧作業

の爪痕が残る中、電力設備の復旧作業が続けられています。山崎將記者「台風の影響で根元から折れてしまった電柱が、今もこのように残っています。さらに、この場所は元々3メートル高い位置に町道がありました」29日から電柱と電線の撤去作業が始まった丸森町の薄平地区です。

これが9月29日の事なので、実に被害を受けてから丸一年経ったということです。一年間何をやっていたんだ?という意見もあるかもしれませんが、こうした場合そのほとんどは一年間何もできなかった、という場合がほとんどでしょう。特に山奥などの場合、道が崩れてしまって通行できずに復旧作業も出来なくなっていた、という事も考えられます。また他の地点の復興に時間と手間がかかりすぎてしまい、なかなか時間がさけなかったのかもしれません。とにかくこういった事に関しては、事情をあれこれお詮索しても意味がないでしょう。

近年日本に来る台風は、大型化している傾向があります。また台風以外にも大雨による洪水被害が発生するようになっています。そうした状況を踏まえて、より強固な災害対策が必要になっている時期が来ているのでしょう。電気に関しても、そうした災害などで可能な限り停電が起きないよう、より災害に強くかつ安定した発電が求められているのは間違いないといえるでしょう。