2020年も台風に備えましょう

はじめに

長かった梅雨も明け、いよいよ夏がやってきました。そして夏が来ると気になるのが台風です。なんと2020年の7月は台風の発生がゼロという、観測史上初の非常に珍しい結果になったようです。

ウェザーニュース:7月の台風発生数ゼロ 1951年からの統計史上初の記録

今年7月は台風が1つも発生しませんでした。7月に台風の発生数がゼロとなったのは、1951年からの統計史上初めてのことです。

今年はこれまでに台風が2つしか発生していません。ただ、7月下旬から徐々に南の海で対流活動が活発になってきていて、これまで発生数が少なかったからといって油断は出来ない状況です。

もちろん台風が少なかった事はいい事なのですが、その分7月はご存知の通り日本各地で豪雨による被害が発生いたしました。そうした豪雨と台風の間にはハッキリとした因果関係は無いのでしょうが、これから台風が発生する可能性は普通にありますので、十分気をつけていきたい所です。

台風への備え

台風の際に気をつけないとならないのは、豪雨と暴風です。豪雨につきましては、以前もコラムにて書いていますので、そちらの内容を参考にして、備えてください。

2020年7月の豪雨を「電気」という観点から考える

もう一方の「暴風」ですが、これは正直備えるにしても備えようが無い部分ではあります。せいぜい家の外にあるものが飛ばないように、家の中にしまっておくだとか、飛ばされないようにしっかり固定するか、という事をやっていく事になります。

窓ガラスへの対策

また暴風という事であれば、いくら備えていたとしても、他から大きな物が飛んできてしまい、それが家や窓などに当たってしまう、という被害も十分考えられます。窓などは早めに雨戸を閉めるなどしておく必要があるでしょう。雨戸が無い場合は、窓にダンボールを貼り付けておくだけでも、窓ガラスの飛散防止効果があります。

生活救急車:台風の窓ガラス対策「シャッターがないときはダンボールやガムテープ」で対策

最初は、ダンボールとガムテープを使った窓ガラスの飛散防止方法からご紹介したいと思います。

といってもやり方は簡単で、ガムテープを使ってダンボールを窓枠に貼り付けていくだけです。注意点としては、ダンボールの重なる部分もガムテープでつないでおくことです。

これで、ガラスが割れたときに破片が飛び散って怪我するのを予防することができます。

リンク先では更に窓ガラスに直接ガムテープを貼り付けることで、飛散防止になると書いていますが、ただこのやり方ではガムテープを剥がすときに窓ガラスにガムテープの跡がついてしまいます。個人的にはあまりオススメしない方法ですが、どうしてもやるのであれば、ガムテープでは無く養生テープなど、すぐに剥がれるものを使うといいでしょう。

太陽光パネルは特にしっかりチェック

特にご自宅に太陽光発電パネルを設置されている方は、ご注意いただきたいのですが、暴風の際に太陽光パネルが飛ばされてしまう、という事故が近年多く発生しております。太陽光パネルは巨大ですので、それが飛んでしまった場合、他の方の家屋などに大きな被害を出してしまう可能性が十分ございます。台風シーズンが来る前に、しっかりと固定しておくようにしましょう。

停電への備えも忘れずに!

また台風といえばやはり「停電」が起きる可能性があります。早い段階で家電製品などを充電しておき、また電池や予備のバッテリーなども多めに揃えておくようにしましょう。最近ですと小型の太陽光パネルも販売していますので、どうしても不安な方は、購入してもいいかもしれませんね。

最後に

7月に台風が発生しなかったからといって、今年1年台風が日本に来ないという事では決してありません。また台風が来てから慌てて備えるのも、非常に危険です。早い段階で慌てずにしっかりと台風への備えをしておきましょう。