杉並区の工場に知っていただきたい酷暑の夏の節電対策

杉並区について

杉並区は東京23区でも、西の方に位置しています。JR中央線を中心として、閑静な住宅街や個性的な中小店舗などが、多くあります。そのため工場の数自体は少ないのですが、全く無いというわけではありません。またその工場の中でも最も多いのが出版・印刷業で、平成10年では全体の29%を占めていました。

そんな杉並区で日々頑張っていらっしゃる工場の皆様にお伝えしたいのは、夏の節電、特に冷房の賢い使い方です。

酷暑と冷房

今年の夏は7月からすでに「猛暑」いや「酷暑」と言ってもいいくらいの暑さが続きます。どれだけ冷房をつけても、なかなか温度が下がらず暑い思いをされてしまう事でしょう。

そうなるともちろん冷房による電気代もかなり高くなってしまう事が、懸念されます。中にはなんとかして電気代を節約するために、冷房を入れずに我慢しようと思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし最初にお伝えしておきますが、冷房を我慢することは「危険」です。電気代を節約するからといって冷房をつけずにいると、熱中症や脱水症状にかかってしまう危険性があります。そうなって倒れてしまうと、せっかく節約した電気代よりも病院の入院費の方が高かった、などという事も有りえます。決して無理はしないでください。

冷房は使わないといけない、しかし冷房にかかる電気代も節約したい。実際に夏の電気代は、その50%近くが冷房によるもの、というデータもあります。冷房にかかる電気代を抑えられれば、かなりの電気代の節約になるのは間違いありません。ではどのような方法が考えられるでしょうか?

冷房を効率よく使う方法

設定温度を上げる
環境省の報告書にあるので聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、冷房の温度を1度上げると、約13%の消費電力を節約することが出来ます。消費電力を節約することができれば、電気代削減につながるわけですから、これは是非とも覚えておきたい所です。

また冷房とあわせて扇風機を使うことも効果的です。冷たい空気は足元に溜まる性質があるので、扇風機を上に向けて空気を循環させれば、冷房効率があがるでしょう。

しかし上にも書きましたように、消費電力にこだわるあまり、あまり涼しくない温度で冷房を使うのでは、あまり意味はありません。無理はせず、暑いと思ったら素直に設定温度を下げましょう。多くの従業員の方が働く工場であれば、尚更です。

冷房をつけっぱなしにする
これも最近良く言われるようになってきた方法です。冷房は室温を、設定された温度にまで下げる時が一番電気代がかかります。一度設定温度が下がれば、あとはその温度を維持するだけなので、消費電力はそれほどかかりません。なので例えばちょっとどこかへ出かけるような時は、冷房を切らずにそのままにしておいた方が、かえって電気の節約になるのです。

だからといって、24時間冷房をつけっぱなしにしては、結局消費電力量が多くなってしまいます。あくまでも「ほんのちょっとの間」冷房を切るような時は、あえて切らないでおく、という事が大事です。

窓から熱が入らないようにする
日光が窓からあたると、部屋をあたためてしまいます。ですので真夏ではありますが、窓を遮熱カーテンなどでしめてしまえば、太陽熱により室内があたたまる事が無くなります。また最近は窓に張る遮熱フィルムのようなものもありますので、それらを利用してもいいかもしれません。

室外機を冷やす
冷房の室外機は、文字通り部屋の外にあります。しかしこの室外機があまりにも熱くなりすぎると、冷房の効率が悪くなることがあります。ですので定期的に水をかけて冷やしたり、あるいは日よけ用のカバーやすだれなどで直射日光が当たらないようにして、室外機が熱くなりすぎるのを防ぐことも大事です。

この際に注意点なのですが、室外機の通気口は決して塞がないようにしましょう。室外機の前に荷物を置いたりしてしまうと、室外機が熱くなりやすくなってしまいます。

まとめ

以上、冷房の効率良い使い方をまとめてみました。しかし大切なのは、最初にも書きましたが、暑さに対して決して無理をしないことです。熱中症や脱水症状を起こさない程度に、節電をすることが大事です。

工場電気ドットコムであれば、電気代の基本料金を値下げすることが出来ますので、無理して節電をしなくても、電気代を下げることが出来ます。杉並区の工場の方で、電気代に不満を持たれている方がいらっしゃいましたら、工場電気ドットコムまでお問い合わせください。