栃木県の工場と考えたい真夏の効率的な節電とは

栃木県について

栃木県は関東地方の北部に位置する、海に接していない内陸の県です。県庁所在地は、宇都宮市となっています。

栃木県には日光や鬼怒川・那須などがあるために、観光業が盛んとなっております。特に那須温泉は飛鳥時代や奈良時代からの古い歴史を持つ、温泉があります。日光は東照宮や華厳の滝、戦場ヶ原など多くの観光名所があり、豊かな自然と文化に育まれています。

栃木県には東北自動車道や国道4号などの主要道路が通っているため、工業は大きく発展をしております。特に宇都宮市では第二次大戦中には軍需産業が大きく発展をし、現在は機械工業や金属工業、食品・飲料工業などが主要産業となっております。その他の地域でも精密機械工業やタイヤ製造業、古くから繊維産業などが盛んに行われています。

そんな栃木県の工場の皆様と考えていきたいのは、夏の節電についてです。

真夏の節電

年間で節電を考えていくうえで特に一番大事なのが、これからの季節、つまり真夏です。実は多くの家庭、オフィス、工場などで最も電気を大量に消費する季節が、まさにこの夏なのです。一体どうして真夏の電力消費量は、そんなに多いのでしょうか?それは冷房に使う「エアコン」が原因です。これからの暑い季節には、ついついエアコンを使いたくなってしまいますが、実はそれが電気代値上げの大きな原因となってしまっております。

エアコンは、特に夏のピーク時には消費電力全体の約60%を占めると言われています。逆に言うとエアコンの効率的な節電を行うことが出来れば、それだけ節電効果が大きくなるということになります。一体どのようにすれば、エアコンの消費電力減らすことが出来るのでしょうか?

エアコンでの節電方法

最も良く言われているのは、「設定温度」を上げるということです。エアコンの温度を1度変えるだけで、電気代が約10%も変わる、というデータもあります。冷房であれば、28度くらいが目安だとされています。もっともこれはその時々の暑さにより変えていった方がいいでしょう。

またこの際に注意することは、エアコンを「自動運転」にしておくことです。自動運転にすれば室温が設定温度になった段階で、エアコンが自動的にストップするので、電気代の節約になります。「電気代が安く済むだろう」と思って、例えば弱で運転を続けていると、涼しくならない上に、ただただ電気代を消費していってしまうだけなのです。せっかく自動運転機能がついているのですから、これを有効活用しない手はありません。

この時に注意しておきたいのが、例えばエアコンを使っている途中で出かけたくなった場合、5~6時間の外出であればエアコンを切った方がいいのですが、ほんの1~2時間の外出であれば、エアコンをつけっぱなしにしておいた方がいい、ということです。外出時にエアコンを切ってしまうと、外出中に室温がどんどん上がっていってしまいます。戻ってきてから再度エアコンをつけると、また設定温度になるまでに電気を消費してしまいます。自動運転で下がった気温を維持するだけであれば、実はそれほど電力消費量はかかりません。ですので、ちょっとした外出の際には、エアコンをつけっぱなしにしておくといいでしょう。ただしもちろん、部屋の保温効果が高いという大前提が必要です。

また真夏にエアコンをつけずに長時間の外出から戻った時、部屋の中は蒸し風呂状態になっているかと思います。そのような場合、すぐにエアコンのスイッチを入れたくなる気持ちは分かるのですが、その前にまずは窓を開けて部屋中に空気を入れ替えるようにしましょう。室温が下がることで、エアコンの冷房効率があがり、電気消費量も少なく済むようになります。また冷たい空気は、部屋の下の方に溜まる性質があります。そこで扇風機を使って、足元に風を送ることで、下にたまった冷たい空気を循環させることが出来ます。そうれば、部屋全体の冷房効率が高まります。扇風機自体の電気料金は、エアコンほど高くはありませんので、結果として電気料金も節約できることになります。扇風機が無いのであれば、風向きを水平にするなどして、出来る限り部屋の上から涼しい空気が流れてくるように、調整をしましょう。

エアコンで忘れてはいけないのが、フィルターの掃除をこまめにすることです。エアコンのフィルターにホコリなどがついた状態だと、空気の循環が悪くなり風量が強めになります。風量が強めになると、当然のことですが消費電力量も上がってしまい、電気料金が値上がりしてしまいます。そうしたことが無いよう、エアコンのフィルターはこまめに手入れすることが大事です。具体的には2週間に1度くらいのペースで、掃除をしてあげるのがいいでしょう。

またエアコン室外機にも直射日光が当たらないように、注意をしてあげることが大事です。だからといってエアコン室外機のそばに植木や物などがあると、室外機がふさがれてしまって、逆に冷房効率が落ちてしまいます。直射日光が当たらないように注意しつつ、風が通るような配置にしてあげることが重要です。

古いエアコンをお使いであれば、思い切って最新型のエアコンに買い換えてしまうのも一つの手段です。最新型のエアコンには、節電機能などがついている場合があります。その機能をつかえば、自然と節電をしてくれます。エアコンの購入費用と節電で節約できる費用分を比べてみて、買い替えの方が安く済むのであれば、最新型のエアコン買い替えてしまいましょう。

最後に

今回は真夏の節電について考えてみました。特に去年のような酷暑の時には、どうしてもエアコンを使いたくなってしまいます。もちろん暑いのを無理にガマンして熱中症などになってしまっては、全く意味がありませんので、エアコンの節電は適度に行わないといけません。そうした中で、エアコンの機能を落とさずに効率的に節電を行っていくことが、重要になってきます。

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