節電は何故面倒くさいのか?

最近なにかと「節電」という言葉を耳にします。「節電」をすれば電気代も安くなるし、資源なども節約できるので、いい事ずくめというイメージがあります。確かに電気代が安くなったり資源を節約できたりするのですが、しかし実は「節電」はかなり面倒くさい物なのです。

一度でも節電をやった事があれば分かるかと思いますが、日常的に電気の利用量に気をつけていないとなりません。テレビや炊飯器などの家電製品を使わない時にはコンセントを抜く、照明は昼間には忘れず消しておく、冷房も使わないときは電源を入れないようにする、などなどです。これを24時間365日やらないといけないのです。考えてみると、かなり面倒くさいことでは無いでしょうか。更に専門的な節電になると、専用の機械などで電気の利用量を常時監視している必要があります。少しでも電気の利用量が増えるような時には、電気を使わないようにする必要があります。

しかし電気はそもそも使うためにある物です。もちろん使う量をセーブすることで電気代が安くなったりはしますが、日常生活を送るにあたってはいまや電気は必要不可欠です。それを使わないようにセーブする、というのはとても面倒くさいものです。

単純に電気代だけを安くしたいのであれば、節電よりも電気会社を切り替える方がはるかに簡単ですし、有効です。電気を使う量を監視する必要などは一切ありません。電気代目当てで節電を行うのであれば、まずは電気会社の切り替えをご検討されてはいかがでしょうか?