目黒区の工場・製作所に知っていただきたい電力自由化の歴史

目黒区について

目黒区には目黒川など、いくつかの河川があることもあり、かなり古くから人が住んでいたという事が知られています。特に東山貝塚遺跡は、23区内の三大貝塚の一つに数えられ、それだけ昔から多くの人が住んでいたという事を伝えてくれる遺跡でもあります。

江戸時代には農村として栄えていました。近代では特に関東大震災以降、昭和はじめに東横線が開通したことなどをきっかけとして、近代化が進んできた土地でもあります。

上にも上げたとおりに目黒川もあり、また三田用水なども利用できるため、多くの住宅や工場が進出してきました。その中でも特に中目黒や自由が丘などは、商業地区として大きな発展を遂げてきています。

そんな目黒区で工場・製作所を経営していらっしゃる方に、是非とも知っておいていただきたいのが、電力自由化の歴史です。

電力自由化の歴史

いわゆる電力自由化が一般的に知られるようになったのは、2016年くらいからだと思いますが、実は電力自由化自体は日本では20年以上前に始まっています。

1990年台に世界的に「規制緩和」をしていこう、という流れが起きていました。その流れの中で、電力なども規制緩和をしていかないといけないのでは?という事になったのが、そもそもの電力自由化の発端となります。そこから電力自由化は、少しずつ段階的に進められていったのです。

そして1995年に、電気事業法が改正されました。これが電力自由化の最初だと言っていいでしょう。この時すでに新しい電気事業者の参入や、電力会社が他の電力会社などから電気を購入することができるように、決められました。この時は、あくまでも電気会社同士での電力の販売が自由化されただけでした。

次が1999年の電気事業法改正(2003年施工)です。ここでいわゆる「特別高圧(大規模工場やデパート、高層ビルなど)」に対しての、電力販売の自由化がスタートしました。現在皆さんがイメージする一般消費者への「電力自由化」が始まった、と言ってしまってもいいかもしれません。

次が2003年の電気事業法改正(2005年施工)です。この時は電力販売の自由化の範囲が更に広がり、いわゆる「高圧電気」を利用している中小規模の工場やビルディングなどへも、電力の自由化が広がりました。このページを見ていらっしゃる工場や製作所の皆さんは、この時にすでに電力自由化がスタートしていたのです。

そして2016年から、低圧電気を利用している一般家庭にも電力自由化が適用されることになりました。しかし電力自由化は、これで終わりではありません。

この後に控えているのが、2020年のいわゆる「発送電分離」です。今までは発電や電気の販売に対しての自由化でしたが、今度は送電部門が自由化されることになります。これにより電力自由化は、最終段階に入ることになります。

まとめ

電力自由化は、突然出てきたものではありません。90年台後半から、少しずつ段階的に進められていたのです。それだけ扱いが慎重だった、という事がわかるかもしれません。特に工場や製作所の皆さまが使われている高圧電気は、2005年からすでに自由化がスタートして、10年以上がたっています。つまり電力自由化により電気代が安くなるのは、もう当たり前の事なのです。

目黒区の工場・町工場の方で、電気代を安くしたいとお考えの方は、ぜひ工場電気ドットコムまでお気軽にお問い合わせください。お問い合わせ・お見積りは無料です。無理して高い電気代を払い続ける時代は、もう終わったといってもいいでしょう。