知っておきたい!工場や町工場の電気代が安くなる仕組み

この「工場電気ドットコム」では、主に工場や町工場を対象に、新電力を使った電気料金の節約の方法をご提案させていただいております。しかしそれでは何故、工場や町工場ではそれだけ電気料金の削減が可能なのでしょうか?今回はその秘密をご説明していきたいと思います。

高圧電力を使用していること

工場や町工場で大幅な電気代の値下げが実現できる理由のひとつが、「高圧電力を利用している」からです。「高圧電力」とは、主に工場や町工場・デパートやビルディング、ホテルやマンションなどの大型の建物や施設などで使われている電力です。契約電力が50kW以上であれば、高圧電力になります。逆に50kW未満の電力を「低圧電力」と言って、主に一般家庭用の電力となります。

この「高圧電力」と「低圧電力」では、新電力での電気代の値下げ幅が、全然違ってきます。高圧電力の方が低圧電力よりも、圧倒的に電気代削減が期待できます。そして一般的な工場や町工場は、そのほとんどが高圧電力を利用しています。

ご自身の工場が高圧電力かどうか分からない方は、敷地内のどこかに画像のような変圧器があるかどうかを探してみてください。この変圧器(キュービクル)や電気室などがあれば、高圧電力を利用されています。

キュービクル

電力を使っている時と使っていない時の差が大きい

工場や町工場で大幅な値下げが期待できる次の理由ですが、「電力を使っている時と使っていない時の差が大きい」というのが挙げられます。これは新電力の電気代値下げの仕組みと深く関わってきます。

新電力各社が電気代の値下げをしていますが、そのほとんどは電気代の中の「基本料金」を値下げしています。
電気料金の内訳につきましては、以前紹介したページをご確認ください。)

地方電力会社ではこの「基本料金」の部分の価格を、最も電気が使われている時、つまりピーク時の値をベースとして決めていました。例えば夏にクーラーなどをガンガン使っている時の値が、春や秋などあまり電気を利用しない時にも適用されていたのです。つまり地方電力会社を利用している時は、意識するしないにかかわらず、最も電気を使っている時と同じ電気代を支払っていたのです。

新電力会社は地方電力会社のような、電力使用量のピーク時の値を基本料金にする方法は取っていません。ですので特にピーク時の電力と電気を使用していない時の電力の差が大きければ大きい程、値下げ幅が大きくなる事が期待されています。

多くの工場や町工場では、確かに夏や冬は冷暖房を使うので電力使用量は多くなります。しかしそれ以外の季節では、冷暖房の分の電気は使わないので、その分電力使用量の差があります。
またほとんどの工場では、夜間に機械の操業はしていません。ですので、昼と夜の電力使用量の差も大きくなります。このような場合も、やはり電力代の大きな削減が期待できるのです。

逆に言うと、ほぼ毎日24時間、なんらかの機械が必ず動いていて電気を使っているような所では、それほどの電気代の削減は期待できないという事になります。具体的には、24時間体制でロボットが制作を続けているような工場、また大型の冷凍倉庫などが、それに当たりますね。あとは店舗になりますが、コンビニエンスストアや24時間営業のレジャー施設なども電気代の大幅な削減は期待できません。

電力切り替えを検討していない工場が多い

最後になりますが、これは「工場電気ドットコム」として、色々な工場・町工場を見てきた上での感想なのですが、電気代を安くしたいのはやまやまなのだけれど、実際にご自身で電気代を試算してみたり、電気会社に話を聞いてみたりされてない方が、結構いらっしゃるような気が致します。もちろん工場の経営者様は、普段は他の仕事もあって大変忙しいでしょうし、他の社員の方も同様だと思います。時間が無いと電気プランを各社比較検討しようと思っても、なかなか大変です。また実際比較してみて、専門用語などが多くて良く分からない、という方もいらっしゃいました。これは仕方ない事だと言えるでしょう。

しかしまだ電気代を安くしていない、という事は、これから安くすることが出来る、という事でもあります。幸い今は様々な電力プランもあり、新電力会社もたくさん出てきています。今が電気代を安くする最大のチャンスだ、と言っても過言ではありません。

そのような工場の皆様のために、工場電気ドットコムでは、皆様からおうかがいした工場の状況や電力使用量などを検討したうえで、あらかじめ厳選した新電力各社の中から最適な電気プランを、ご提示させていただきます。もちろん新電力会社との交渉なども、全て代行させていただきます。どうぞお任せください。「餅は餅屋」ではありませんが、やはりこうした検討・比較などは、ある程度専門知識のある人間で無いと難しいものです。

まとめ

工場電気ドットコムでは、工場の皆様の立場から、最適な電力削減プランをご提案させていただきます。お問い合わせ・お見積りは無料です。手数料なども一切必要ございません。まずは話だけでも聞きたい、という方はどうぞお気軽にご連絡ください。