外出自粛要請でも外出しないとならない人達

COVID-19、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都では3月28日29日の二日間に渡って、不要不急の外出を自粛するように要請を出しました。その要請を受け、東京都内および近辺の地域では、企業や商店などの営業自粛が多く見られました。

しかしこのような時でも、営業を自粛せずに働き続けないといけない人達もいらっしゃいます。

例えば交通関連。バスや電車などの公共交通機関は、そう簡単に営業を自粛することは出来ません。大混乱に陥ってしまうからです。運転本数などを少なくすることは可能でしょうが、全く無くすという事はほぼ不可能でしょう。それから警察や消防、救急などの他人の命を救う職業の方も、そう簡単に休むことは出来ません。もし火事が発生しても消防車が来ない、という事態になってしまったら、それこそ大災害になってしまうことでしょう。

そして何より、電気やガスなどのインフラ関連の業種の方々も、自粛要請だったとしても休むことは出来ないでしょう。電気やガスが止まってしまったら、それこそウイルス感染どころの騒ぎではありません。私達の生活が成り立たなくなってしまいます。電気やガスなどのインフラは、いまやそれほど私達の生活に密着しているのです。

今回の外出自粛要請は、あくまでも「要請」なので、強制力はありません。逆に言うと上のようにどうしても外出して働かないといけない方たちがいるからこその「要請」だったのでは無いかと思います。

いずれにせよ新型コロナウイルスとの戦いは、かなりの長期戦になりそうです。私達は自分に出来る対策として、日々の手洗い・うがいを忘れないようにしていきましょう。