様々な施設の電気代

いまや電気は私達の日常に必要不可欠なエネルギーです。しかし電気を使うには、どうしても電気代が必要になってきます。特に製造業など工場で大量に電気を使う皆様方は、毎月の電気料金もかなりの額になっているのでは無いでしょうか。

今回はいつもとは少し目先を変えて、私達が良く目にする有名施設の電気代がいくらくらいかかるのか?という事を書いていきたいと思います。ただし電気料金はその時々で変わってきますし、また消費電力量も様々に変わってまいります。あくまでも一つの「目安」としてお考えください。

東京タワーの電気代

昭和33年に開業した東京タワー。日本の高度経済成長のシンボルでもあります。ではその電気代はいくらくらいなのでしょうか?全体の電気代はわかりませんが、夜間の行われるライトアップの電気代については、東京タワー公式サイトに記されています。

東京タワー公式サイト

ライトアップにかかる電気代はどのくらい?
1日平均で21,000円程度です。

1日平均で21,000円程度ということなので、一ヶ月ですと63万円近くということになります。しかもこれはライトアップだけの費用なので、実際には更に多くの電気が使われていることでしょう。

東京スカイツリーの電気代

2012年にオープンした東京スカイツリー。東京タワーよりも300m近く高い634mの高さを誇ります。この東京スカイツリーのライトアップですが、LEDライトを使用しているため東京タワーよりも安く、一ヶ月でおよそ48万円と言われています。

トリビアバンク:あの建物の電気代は一体いくら?

同じく東京タワーも夜間ライトアップをしていますが、これも一日21000円であるとされているので、一ヶ月あたりは63万円です。
それに対して東京スカイツリーはオールLEDライトであるために少々リーズナブルになり48万円と言われています。

これもライトアップの値段なので、実際の電気代はもっと高くなるのは間違いないでしょう。しかしLEDを使うことでコストを下げるのは、やはり新しいだけのことはありますね。

東京ドームの電気代

野球でおなじみの東京ドーム。この東京ドームの電気代ですが、具体的にいくらなのかはインターネット上では確かな情報は確認できませんでした。しかしその代わり、近年節電を強化しているという記事を発見いたしました。

ニュースイッチ:東京ドームの契約電力が2003年をピークに下がり続けている理由

東京ドーム(ドーム球場)を中核とする複合アミューズメント施設「東京ドームシティ」(東京都文京区)が、大胆な省エネルギー化を進めている。経験に基づいた節電と”攻めの設備更新”で、施設の快適性を損なわず、大幅にエネルギー消費を抑えた。二酸化炭素(CO2)排出量に換算すると2008年比16・6%削減した。

東京ドームシティにはドーム球場、格闘技の開催で有名な後楽園ホール、遊園地、ホテル、商業施設が立ち並ぶ。東京ドームシティ全体のエネルギー消費をCO2排出量に換算すると電気75%、ガス17・5%、残りが地域冷暖房。

(中略)

手に汗を握る試合展開で観客席の熱気が上昇しても、最新の冷凍機が場内を快適に保ってくれる。その空調のエネルギー消費量は下がっている。グラウンドを照らす照明も水銀灯から発光ダイオード(LED)へ変更した。16年はホテルと第二プラザビルの空調設備も大規模改修した。

こちらもスカイツリー同様にLED照明を導入し、更に様々なデータから電気使用量を予測して、節電につとめているとのことです。やはり東京ドームともなると、少しの節電でかなりの額が変わってくるのでしょうね。

東京都庁の電気代

東京新宿にそびえる東京都庁は、まさに東京のシンボルだという事ができるでしょう。その詳細な電気代もやはりハッキリとは調べられないのですが、2019年に再生可能エネルギーに完全に切り替える、というニュースがありました。

東京都:都庁第一本庁舎受電分の再生可能エネルギー100%電力切替えについて

都は、「RE100」の理念に賛同し、再生可能エネルギーを活用して、都庁舎で使用する電力からCO2排出量をゼロとする、「都庁舎版RE100」を推進しています。
この度、都庁第一本庁舎で受電する電力について、令和元年6月12日に落札者が決定し、8月から再生可能エネルギー100%に切り替えることとなりましたので、以下のとおりお知らせします。

東京都の小池百合子都知事はLEDへの切り替えも積極的に推進していましたので、東京都庁の電気代もかなり減ってきているのでは無いかと思います。

東京ディズニーランドの電気代

東京どころか日本を代表するリゾート施設である東京ディズニーランド、果たしてその電気代はいくらになるのでしょうか?

エネシフト:ディズニーの電気代はどれくらい?概算と計算式を徹底解説!

東京ディズニーリゾートが公開している一日の総消費電力量は57万kwとされています。

これは一般世帯50,000世帯分の消費電力と相当し、どれだけ多くの電力エネルギーを使用しているかが一目瞭然でお分かりいただけるでしょう。

この消費電力を電気代で換算すると57万kw?20円=11,400,000円となります。

一日の電気代だけで1000万円以上の費用がかかっている計算です。

このページによると、東京ディズニーリゾートでの一日の消費電力量は57万kwとされています。そしてその電気代は実に一日で1,000万円!になるとのこと。途方も無い電気代ですね。また同ページではユニバーサルスタジオジャパンの一日あたりの電気消費量を約24万kwとしています。こちらは一日でおよそ480万円の電気代となる計算です。やはり人が集まるところは、電気消費も多くなりますね。

最後に

今回は様々な施設の電気代を調べてみました。もちろんデータが出た時期によって、様々に変わってくるかとは思いますが、それでも面白い比較だったのでは無いでしょうか。