冷房の効率いい使い方を再チェック!

毎日のように暑い日が続いています。これだけ暑くなると、どうしても冷房をつけざるを得ません。冷房をつけずに熱中症になると冷房代よりも入院費が高くなってしまいますし、現在新型コロナウイルスが流行しており、重症患者などが増えていますので、熱中症になっても病院に搬送されないという事態も考えられます。くれぐれも体調を壊さないように、冷房を積極的に使っていきましょう。

そうは言ってもやはり冷房の電気代は気になってしまいます。熱中症などにならない範囲で、少しでも節電を考えてしまう方もいらっしゃるでしょう。今回は冷房の節電方法について、再度考えていきたいと思います。

温度設定を見直す

まずは最もメジャーな方法です。当たり前のことですが、冷房は設定温度を下げれば下げるほど電気が必要になり、電気代も上がります。設定温度を上げることで、電気代を少なくすることが出来ます。しかしあまりにも設定温度を上げすぎると部屋の中が冷えなくなってしまい、結果として熱中症などになってしまう事もあります。ほどほどのバランスを考えながら温度調節するのがベストでしょう。

またこれも良く知られた方法ですが、冷房の自動運転の場合、ちょっと外へ出かけるなどの時は冷房の電源を切らずに、そのままつけっぱなしにしておいた方が、結果として電気代の消費が抑えられるという事が分かっています。自動運転の場合、冷房を立ち上げて部屋の温度を下げるときが一番電気を利用するからです。冷房は可能な限りつけっぱなしにしておくことで、電気代が節約できるのです。

フィルターを掃除する

冷房の効率が悪いかな、と思った時に真っ先に見直した方がいいのはフィルターです。冷房のフィルターにゴミやホコリなどがたまっていると、冷房効率が落ちてしまいます。このような場合には、フィルターにたまったホコリを掃除機で吸い取ったり、あるいはフィルター自体を水で洗ったりすると、冷房効率がアップします。冷房効率がアップすると、それだけ使われる電気も少なくなりますので、節電となります。

冷房のフィルターは内部に隠れている場所なので、どうしても気がつくのが遅くなってしまいがちです。真夏であれば一週間に一度、定期的に掃除をするくらいの心構えでいてもいいかもしれませんね。

部屋を断熱する

どんなに冷房自体の効率が良くなっても、部屋自体の断熱効果が低ければ、部屋はなかなか涼しくなりません。空気が冷えたそばから温まっていってしまうでしょう。理想は部屋自体の構造を断熱化することですが、さすがにそれには大幅な費用がかかってしまいます。手近な方法としては、もっとも熱が伝わりやすい窓を断熱効果の高いカーテンで覆ってしまうことです。カーテンをすることで、太陽光なども防ぐことが出来ますので、より冷房効果は高まります。なかなか部屋が涼しくならない、という方は是非お試しください。

室外機を冷やす

近年では特に「室外機を水で濡らせば冷房効率があがる」と言われています。以前も書いたように確かに室外機を冷やすことで冷房効率が上がりますが、室外機を冷やすために例えばタオルなどの物を置いてしまうと、室外機が壊れてしまう可能性があります。

エアコンの室外機に水で濡れたタオルをかけるのは節電に有効か?

水で冷やすのであれば、ホースで水をかけるのがいいでしょう。また室外機を日陰に置くようにしたり、上に日除けを置いたりすることで、冷房効果が高まることも知られています。しかし繰り返しになりますが、室外機の上に直接物を置くことは室外機の故障を招きます。日除けなどを作るのであれば、室外機からは少し隙間を空けておくようにしましょう。

まとめ

このように冷房の効率を高める方法は、いくつもあります。しかし最初にも書いたように節電ばかりにこだわって冷房自体を我慢してしまうと熱中症になってしまいます。そうなると結果として、入院や治療の費用がかかってしまって、節電したのが無駄になってしまうでしょう。節電は確かに大切ですが、最も大切なのは私達の命です。何事もほどほどにしておくのが、一番良いといえるでしょうね。