大型で非常に強い勢力の台風10号は、9月5日から7日にかけ、九州に大量の雨と暴風をもたらしました。
Tenki.jp:台風10号 今後の見通し 午前中は暴風に警戒 太平洋側は大雨にも警戒
台風10号は、大型で非常に強い勢力を保ったまま、九州の西の海上を北上しています。
きょう(7日)午前6時には、長崎県対馬市の南西約40キロの海上を、1時間に約40キロの速さで北へ進んでいるとみられます。中心気圧は945hPa、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。九州北部と中国地方の一部が風速25メートル以上の暴風域に入っています。
すでに九州からは離れてきていますが、まだまだ周辺に大きな影響を及ぼしています。猛烈な風や豪雨には、くれぐれもご注意ください。特に水害などは雨が降った後から来ますので、まだしばらくの警戒は必要でしょう。またこれだけの大きさになりますと、遠く離れた地域にも影響を及ぼすことがあります。台風から離れた地域だと思って安心せずに、突然の豪雨には十分注意しましょう。
また今回の台風10号でも、多くの停電が発生いたしました。
FNNプライムオンライン:台風10号の影響 九州全域で約48万戸停電
台風10号の影響で、7日午前6時現在、九州全域で約48万戸が停電している。
九州電力によると、7日午前6時現在で、鹿児島県で約209,450戸、長崎県で約173,770戸、佐賀県で約26,780戸など、九州全域で約475,910戸が停電している。
また四国電力によると、7日午前5時現在、四国各地で約12,510戸が停電している。
台風ではどうしても停電が発生しやすくなります。特にこうした災害時の停電は、新電力や地方電力会社は関係ありません。ただ台風の場合は地震などと違って、ある程度進路や時間などが予測がつきます。こうした停電に備えておくことが大切となってくるでしょう。
ウェザーニュース:<台風10号>九州で停電リスク 対策は今日のうちに
台風10号が、特別警報級の勢力で九州や沖縄へ接近するおそれがあります。
九州では最接近前の明日6日(日)から雨風が強まる予想です。暴風などにより大規模な停電が発生した場合、生活に大きな影響が出るおそれがあります。
停電が長引くと生活に大きなダメージが生じるため、今日5日(土)の明るいうちに対策をしておくようにしてください。
こちらのページでは、台風に備えて以下の事を準備しておくように書いています。
- 電源の確保
- 電灯の確保
- 飲料水・生活用水の準備
- 熱中症対策
- 停電時は冷蔵庫を極力開けない
電源を確保しておくのは当然ですが、いまは時期的にも熱中症対策が必要になってきます。また冷蔵庫も停電した時に開けてしまうと、庫内の温度が上がったまま下がらない、というリスクがあります。避難していた時に冷蔵庫の電源が切れたかどうかを見極める方法として、冷凍庫内の氷が溶けているかどうか、で区別するという方法もあります。
台風シーズンはまだまだ始まったばかりです。次に来るであろう台風に備えて、今から準備しておく事が大切ですね。