電力切り替えで機械の購入や工事などが必要かどうか心配な方へ

この工場電気ドットコムをご覧になられている町工場や工場の経営者の皆様は、ご自身の町工場や工場の固定費用を節約できないか、あるいは電気代をどうにかして削減できないか、と日々悩まれていることだと思います。
そのような町工場・工場の経営者様のために、この工場電気ドットコムでは「新電力への切り替え」という方法を、ご提案しております。ご自身の工場が高圧電気をお使いであれば、電力を新電力へと切り替えることで、大幅な電気代の削減が期待できます。

しかし皆様の中には電気の切り替えに対して、このように思っている方もいらっしゃる方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?

「電気を今までの地方電力会社から新電力へ切り替えるのはいいけれど、何か新しい機械を取り付けたり、電気切り替えのための工事をしないといけないんじゃないの…?」

皆さんがそのようにご心配されるお気持ち、大変良くわかります。私が町工場を経営する兄に新電力への切り替えを勧めた時には、やはり同じようなリアクションをされた経験があります。何か新しいことを始めようとするときには、どうしても不安が出てきてしまいますよね。これは仕方ありません。

しかしどうか皆さんご安心ください、新電力に切り替えても、新しい機械を取り付けたり、電気切り替えのための工事をしたりする必要はございません。今までどおり電気を使う事が可能です。

ただし、例外がございます。もしも現在使用されている電気メーターが古い物(デジタルで無いメーター)であった場合、スマートメーターという新しい電気メーターに切り替える必要がございます。ですので電力切り替えの際に、メーターの付け替え工事をさせていただきます。付け替え工事ですが、およそ20分程度で終わる、簡単な工事です。また工事をしている間、工場の電気が使えなくなったりという事はありませんので、ご安心ください。
このスマートメーターへの付け替えですが、費用などはかかりません。全て無料にて作業させていただきます。

スマートメーター参考:https://www4.tepco.co.jp/ep/private/smartlife/smartmeter.html

スマートメーターは、毎月の検針業務の自動化やHEMS※等を通じた電気使用状況の見える化を可能にする電力量計です。スマートメーターの導入により、電気料金メニューの多様化や社会全体の省エネ化への寄与、電力供給における将来的な設備投資の抑制等が期待されており、当社サービス区域全てのお客さまへの設置を予定しています。
※Home Energy Management System(住宅用エネルギー管理システム)

上のTEPCOのページにあるように、スマートメーターは最新のデジタル式の電気メーターになります。電力消費量の表示部分がデジタルになっています。電気の利用料を30分ごとに計測したり、通信機能がついていてデータを遠くに送ることが出来るため検針員の方が訪れなくても電力使用量を調べることができたりと、様々な新しい機能がついているのが大きな特徴ですね。これらの新しい機能は、ゆくゆくは新しいサービスに利用されることでしょう。

ちなみに、2024年までに、全ての電力メーターをスマートメーターに切り替えるように、現在作業が進められています。いずれはスマートメーターになるのであれば、今のうちに新電力への切り替えのついでに、スマートメーターに付け替えてしまってもいいかもしれないですね。

話を戻しますが、もちろんすでに工場で新しいタイプのスマートメーターをご利用であれば、スマートメーターの付け替え工事などは、一切行う必要はございません。もちろん費用もかかりません。どうぞご安心して、新電力への切り替えをご検討ください。