2019年6月18日午後10時22分ごろ、山形県沖を震源とする地震が発生いたしました。新潟県村上市では震度6強、山形県鶴岡市では震度6弱の激しい揺れが観測されたとのことです。被災された皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。
地震発生直後には、山形県と新潟県あわせて9100戸以上が停電したという情報がありましたが、現在(6月19日午前)の段階では、停電はすべて解消されたということです。停電の復旧に尽力された方々には、本当に感謝のことばしかありません。
今回は2018年の北海道胆振東部地震の時のような、大規模な停電は起きなかったのは幸いだったと思います。ただそれでも小規模な停電は十分発生いたしますので、やはり普段の備えが大切なのだと思います。懐中電灯やロウソク、電池で使えるラジオなどは日頃から準備しておいた方がいいでしょう。今は色々な情報はインターネットから入ってきますが、停電になった場合はインターネットも使えなくなる事がありますので、ご注意ください。
また停電などの備えに、太陽光発電を使われている方もいらっしゃいますが、今回の地震も北海道胆振東部地震の時も、同様に夜中に地震が発生してしまうと、太陽光発電は一切発電をすることが出来ません。蓄電池などの備えが必要かと思います。
今回特に津波による被害がほとんど無かったのは、不幸中の幸いと言えるかと思います。しかし現在梅雨ですので、地震で緩んだ地盤に雨が降ることで、土砂崩れなどが発生するかと思います。津波が土砂崩れなどで自宅を離れて避難しないといけないような場合には、電気のブレーカーを落としていくことをオススメいたします。特に停電などが起きているときに避難するような場合、電気が繋がった際にショートなどを起こす可能性があります。避難活動はスピードが勝負ですが、可能な限りブレーカーを落とすなどの対策をしておきましょう。もちろんブレーカーだけでは無く、ガスの元栓も締めておくようにしましょう。
また数日以内に今回と同等規模の余震が起こる可能性があります。余震の時にはくれぐれも慌てずに、余裕を持って行動されるようにしてください。