太陽光発電システムが原因の火事が増えている?

朝日新聞デジタル:太陽光発電で発火、10年で127件 住宅に延焼も7件

住宅用太陽光発電システムによる発火などのトラブルが、2017年11月までの約10年間で127件発生し、少なくとも7件が屋根側に延焼していたことがわかった。7件の太陽電池パネル(モジュール)はいずれも、屋根と一体型で屋根側との間に不燃材のないタイプだった。同様のタイプは全国で約11万棟にあるといい、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は28日、調査結果をまとめた報告書を公表し、注意を促した。

1月末、このようなニュースが公開されました。ちょっとショッキングな話かもしれません。数年前の太陽光ブームの時に自宅に太陽光パネルを設置された方としては、とても不安なのでは無いでしょうか。ちなみにこの記事の元となった消費者庁の公表した報告書は、こちらのページから自由に読むことが出来ます。

消費者庁が公表した報告書を読んでいただけると分かりますが、今回の報告で分かるのは太陽光パネル全般が危険という事では、決してありません。あくまでもごく一部の方法で設置されている太陽光パネルで火災が起きた、という話です。

報告書では、太陽光パネルが原因の火災は大きく分けて「モジュール」が原因のものと「ケーブル」が原因のものとなっています。ケーブルが原因のものは、いわゆる施工不良などによるものです。これはちょっとしたミスでもありますので、施工の際に最大限注意すれば防げるものです。一方の「モジュール」が原因のものは、これは製品それ自体に問題がある、という事なのですが、これもあくまでもすべての太陽光パネルでは無く、ほんの一部の「鋼板等なし型」とされる、設置タイプのパネルが問題にされているのです。更に言うと、「鋼板等なし型」のある特定時期に製造された物に限られているのです。決して太陽光パネル全てが危ない、という話ではありません。

考えてみれば、太陽光パネルを設置した住宅は、この10数年で一気に増えています。元となる数が増えれば、そこから火事になる数もおのずと増えてしまうでしょう。また太陽光パネルの施工業者の中には、残念ながら適当な工事をしたり資格の無いような人間に工事をさせたりしている所もあるかもしれません。単純に安いからといって信用のおけないような工務店に、太陽光パネルの設置をお願いするのは、避けた方がいいでしょう。

また太陽光パネルのモジュールが原因で火災が発生するという事は、実は数年前から言われていました。

対策として、まず当ブログでも何度も呟いていますがパネル自体の品質を重視すること。メーカーの物造りに対する姿勢を見ていればある程度わかると思います。
出力や価格に目が行きがちですが、そんなことは二の次です。(出力も価格も大事ですが)

そして、もう一つは施工技術が高い販売店を選ぶこと。
これは、火災のみならず、雨漏りやその他のトラブル抑制にもなります。
以上の2点に気を付けることで、こういった大きなトラブルを予防できると思います。

もちろん価格も大事なのですが、あまり安さにこだわってばかりいると、このような自体に見舞われてしまう危険性があります。

繰り返しになりますが、今回の消費者庁の報告は決して太陽光パネル自体が危ないという事ではありません。その中のごく一部の設置方法の中の、更にごく一部の時期に製造された物に限られた話です。しかし今回分かった設置方法以外の太陽光パネルでも、機械ですから当然経年劣化をします。また小動物などによって、ケーブルなどがかじられているかもしれません。台風や地震などでパネルがずれてしまい、それが原因でケーブルが破損することもありますし、落ち葉などがパネルと屋根の間に溜まってしまう事で、それが発火の原因になることも、十分考えられます。太陽光パネルからの出火が気になる方は、この機会に一度太陽光パネルの点検を行っておいてもいいかもしれませんね。

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