新電力切り替えを実行する企業と実行しない企業の違いとは？

この工場電気ドットコムをスタートさせてから、多くのお客様にお問い合わせいただいております。本当にありがとうございます。

そして多くのお問い合わせをいただいて面白い事が分かってきたのですが、この工場電気ドットコムにお問い合わせをいただいたお客様は、大体2つに分けることが出来るようです。それは「まだ新電力に切り替えていない企業」と「既に新電力に切り替えている企業」の2つです。もちろんその2つしか無いのですが、しかしその割合が「既に新電力に切り替えている企業」の方が、実に半分以上を占めています。

2018年の資料ですが、家庭用の新電力の普及率は10%程となります。もちろんこれはあくまでも家庭用の、低圧電力でのデータとなります。しかし企業用の高圧電力でも恐らくそれほどは変わらないと見ていいでしょう。企業用の新電力は、家庭用よりも数年早く始まっていますので、それを考慮したとしても、せいぜい2～30%程度では無いでしょうか。しかし上にも書きましたとおり、工場電気ドットコムに電力切り替えのお問い合わせをしていただいた企業のうち、実に半分以上が「既に新電力に切り替えている企業」なのです。これは一体どういう事なのでしょうか？

これはあくまでも私の憶測になりますが、まだ新電力に切り替えていない企業の方は、どうも「新電力」そのものに対して、まだ若干の抵抗があるようです。例えば新電力に切り替えると停電が増えるのでは無いか？とか、機械が使えなくなるのでは無いか？中には理由はなくとも「うちは今まで地方電力会社でやってきたのだから、地方電力会社のままでいい」と仰られる方もいらっしゃいました。電気代が下がるという事はご存知のようなのですが、それでも新電力に切り替えるという事自体に、抵抗を感じていらっしゃるようです。

しかし既に新電力に切り替えている企業の方は、このような不安、停電が増えるだとか電気の質が変わるとか、が全て杞憂であった、という事をご存知です。つまり新電力は安心・安全に今までどおり利用できる、という事を体験していらっしゃるのです。そしてもう一つ、新電力に切り替えることで、電気代が大幅に安くなる、ということもご存知なのです。つまり新電力に対して、全く抵抗感が無いのです。

特にこの1～2年ほどで、電気代は大幅な値上げを続けています。原因は燃料費調整単価や再生可能エネルギー発電促進賦課金の値上げなど、様々な原因が考えられます。そうした電気代値上げに対してどうすればいいのか、と考えた時に、既に新電力に切り替えていらっしゃる企業は、「更に電気代が安くなる新電力へ切り替えればいい」という判断が出来るのです。しかし新電力自体に抵抗感を持っていらっしゃる企業では、新電力への切り替えという選択肢は出てきません。高い電気代に我慢するか、あるいはいわゆる「節電」をして電気を使う量を制限するなどして、地道に我慢をされていらっしゃることでしょう。

しかし「我慢」を強いられるというのは、どうしてもストレスがたまりますし、どこかに無理がかかります。製造業であれば特に製造作業での電気代を減らす事は難しいのでそれ以外の部分、例えば照明の電気を暗くしたり、冷暖房を弱めたりなどするかと思います。しかし昨年の夏の酷暑を思い出していただければ分かりますが、冷房の温度を少し上げることで社員の方が熱中症になってしまっては、それこそ意味がありません。無理を強いることによって生じたひずみは、どんどんと溜まっていっていつか思わぬ形で噴出してしまうでしょう。

確かに新電力はまだまだ新しい物です。ですのでなんとなく使いたくない、頼りたくないという抵抗感を持っていらっしゃる方の気持ちは十分にご理解できます。しかし既に新電力に切り替えた企業は、多く存在いたします。そしてそうした企業の中から、停電が増えたとか機械が使えなくなったなどの問題が、果たして聞こえてきているでしょうか？実際はむしろ逆で、一度新電力に切り替えた企業は、新電力の安全さを良く理解されています。そしてより安い電気代にするべく、何度も何度も電力会社を切り替えているのが現状なのです。実際に工場電気ドットコムにお問い合わせをいただいた中で、すでに三回も電力会社を切り替えたという方もいらっしゃいました。

新電力にまだまだ不安を抱いていらっしゃる方、新電力について詳しく知りたい方はこの工場電気ドットコムを、どうぞお読みください。その上でより詳しい話を聞きたい、という方はどうぞお気軽にご相談ください。ご相談、お問い合わせ、お見積りは無料にて受付しております。