2021年に入ってから電力不足のニュースを多く聞くようになりました。現在火力発電の燃料であるLNGが全国的に不足してします。そのため発電量自体が制限されている状態です。そして電気が不足すると、今度は電気代の高騰に繋がってきてしまいます。そんな中、新電力である「楽天でんき」が新規契約を一時停止した、というニュースが入ってきました。
スマートジャパン:「楽天でんき」が新規契約を一時停止、電力市場価格の高騰を受け
新電力の楽天エナジーは2021年1月26日、同社が提供する「楽天でんき」などエネルギー関連サービスについて、新規の申込受付を一時停止した。年明けから続く、卸売電力市場価格の高騰が影響したかたちだ。
新規の申込受付を一時停止するのは、家庭向けの電力プラン「楽天でんき」と法人向けプラン「楽天でんき Business」。同時に電力とセットで提供している「楽天ガス」の受付も停止している。なお、既に契約済みのサービスについてはこれまでどおり供給を続ける。また、1月26日の午後0時半までに申し込んだ契約については、手続きを進めるという。
原因は記事にも書かれているとおり、電気代高騰の影響でしょう。自社発電施設を持っていない新電力では、電気を卸電力市場JEPXから購入しないといけません。しかしそこでの価格が既に高騰しているため、電気を購入できなくなっているのです。
こうした動きは楽天でんきだけでは無く、他の経営状態が安定しない新電力にも影響を与えてくるかもしれません。もちろん工場電気ドットコムでご提案している新電力は安定した経営のところを厳選しています。それでも多少の影響は免れないでしょう。今回の電力不足を受け、新電力も色々と変革を求められているのかもしれません。より経営の安定している所を選ぶのが、より大切となってくるでしょう。