ロシアのウクライナ侵攻が私達の電気代に与える大きすぎる影響

皆さんすでにご存知の通り、昨日2月24日にロシアがウクライナに侵攻を開始しました。「とうとう来たか」という感じです。なぜロシアがウクライナに侵攻したのか、一体何が原因なのか、という事はここでは取り上げません。問題はロシアがウクライナに侵攻したことで、私達の電気代が大幅に値上がりする、ということです。

緊迫するウクライナ問題で私達の電気代が大幅な値上げになる?

大体は先日書いたことの繰り返しになります。

まずは天然ガスつまりLNGの価格が大幅に上がる、ということです。ロシアは世界でも有数の天然ガス採掘国です。今回のウクライナ侵攻により、当然ロシアに対して経済制裁が発動されます。そうなるとロシアからの天然ガス輸入はほぼ止まると考えていいでしょう。当然次に起こるのは、残った天然ガスの取り合いになります。天然ガスの価格が高騰し、それは当然私達の電気代に影響を与えます。

またこれに併せて、原油価格も大幅に値上がりしています。

NHK NEWS WEB:NY原油市場 WTI先物価格 一時1バレル=100ドル超 7年7か月ぶり

ニューヨーク原油市場では24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻によって原油価格の国際的な指標となるWTIの先物価格が一時、7年7か月ぶりに1バレル=100ドルを超えました。

24日のニューヨーク原油市場ではロシアによるウクライナへの軍事侵攻で産油国ロシアからの供給が滞ることへの懸念が強まり、原油の先物価格が大幅に上昇しました。

原油価格が上がれば電気代の中の「燃料調整費用」も値上がりし、電気代が大幅に値上がりします。先程のLNGと併せて考えると、相当上昇すると見て間違いないでしょう。電気代の値上がりは私達の家計や必要経費に、直撃する問題です。

こうした状況を打破するためには、原子力発電所の再稼働が必要不可欠になってくるでしょう。現状では原子力発電所以上に安定して大量の電気を発電する方法はありません。幸い冬も終わりつつあるのでこれからは太陽光発電の発電量が増えてきますが、それにしても限界があります。一日も早い原子力発電所の再稼働が求められています。