2020年7月24日から、東京で56年ぶりにオリンピックが開催されます。その準備も最終段階に入っており、関係各所はその対応に追われる日々でしょう。ところでこの東京オリンピックですが、私達の電気代に影響を及ぼす可能性があるかもしれません。それは一体どのような事なのでしょうか?
オリンピックは東京近辺の様々な会場で行われます。当然普段はあまり動いていないような施設も使われるでしょうから、そこに電気が必要となります。スタジアムなどでは、照明を利用するために夜間でも大量の電気が使われるでしょう。こうした「普段とは違う利用量の電気」というのは、どの程度の発電量にすればいいのかの予測が立てづらくなってしまいます。もちろん過去のそうしたイベントの時の発電量を参考にすればいいのでしょうが、オリンピックはそれこそ56年前になってしまいます。そして発電量と供給量のバランスが崩れてしまうと、大停電が発生する可能性も出てきてしまいます。
もちろんそのような大停電が起きないように、関係各所は最大限の努力をされることと思います。しかしそうした努力には当然ですが、様々な準備や手回しなどが必要になってきます。そうした準備などをしっかりと行うために、なんらかの名目で私達の電気代にそうした費用が上乗せされる可能性があるのでは無いか、と考えることが出来ます。
更に今回のオリンピックはいわゆる「発送電分離」が行われた直後の開催となります。発送電分離とは発電部門と送電部門を別の会社にして、別に運営していくということです。つまり送電だけの別会社を立ち上げるということなのですが、そうなると指揮系統にワンクッションが挟まることとなります。ワンクッションが挟まるということは、今まで起きていなかったようなトラブルや連絡遅延などが起きる可能性も、十分に考えられます。そしてやはりそうした事態に対応するために、なんらかの名目での費用が電気代に上乗せされる可能性が出てくると思います。
こうした事を考えると、東京オリンピックに合わせて電気代の値上げが行われることは、十分あり得るのでは無いかと考えています。しかしここでCOVID-19によるオリンピックの中止あるいは延期の可能性が浮上してきました。開催の判断は5月末くらいになるのでは無いかと言われており、まだまだ先のことです。また現在の日本でのCOVID-19の感染状況が思った以上のものでは無いので予定通りに開催される可能性も十分ありますが、参加各国の状況によっては中止の決定がくだされるかもしれません。いずれにせよ、現状ではまだまだ不確定な要素が大きすぎますので、なんとも言えないところです。
いずれにせよ、オリンピックで電気代が値上がりするかどうかという事は、まだまだ予測不能な部分が多くて断定はできません。しかしあらかじめ備えておくことは十分可能です。新電力に切り替えて、電気代の基本料金を値下げしておけば良いのです。電気代の基本料金は一度下がれば、もう一度上がることはまずありません。電気会社が電気代を値上げする場合は、基本料金以外の燃料調整費用や再生可能エネルギー発電促進賦課金など、他の名目で値上げをすることが99.9%です。だからこそ、しっかりと電気代基本料金を下げておくことが、電気代値上げへの対策となるのです。
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