今年の夏も昨年に引き続き、酷暑となっています。このような暑さの中で、特に工場で働く皆様にとっては、どうやって現場を涼しくしていくか、というのはまさに死活問題かと思います。もちろんエアコンを使えばいいのですが、エアコンでも十分に涼しくならなかったり、あるいは節電などでエアコンを使えなかったりと、様々な状況があるだろうと思います。そこで今回は、工場の暑さ対策について考えてみたいと思います。
空調服
空調服はこの数年で一気にメジャーになった、暑さ対策に特化した作業着です。この工場電気ドットコムでも、以前このような記事を書いた事があります。
空調服は洋服に小型のファンをつけたものです。つまり洋服に小さな扇風機がついているものだとお考えください。これを着用していれば常に扇風機にあたっている状態ですので、大変涼しいままで作業することが可能です。ファンを回す電気は、バッテリーによって供給されます。充電式であれば、電池代などもかからずに済みます。またそのバッテリーも相当小型化されていますので、作業の支障になることはありません。
ただしホコリや粉塵などが多い現場では、そういったものを洋服の中に吸い込んでしまう事があります。そうなると作業着などがかなり汚れてしまう事があると言えるでしょう。くれぐれもご注意ください。
冷感グッズ
保冷剤などの冷感グッズも、十分暑さ対策となります。あらかじめ冷蔵庫に入れておくことで冷たくなるタイプの保冷剤、化学反応を利用することでその場で冷たくなるタイプの保冷剤など、多くのタイプがあります。冷やしたタオルを首に巻く、のも広い意味では冷感グッズだと言えるでしょう。
とは言え、保冷剤だけでは不十分です。保冷剤をいかにして体につけておくか、という事が大切になってきます。タオルに巻く必要もあるでしょうし、保冷剤によってはあらかじめ体につけておくためのベルトなどが付属してあるものもあるでしょう。
また最近では、保冷剤を入れることが出来る専用のベストなども販売されております。更に生地自体が冷感素材で作られている洋服などもあります。実に多種多様な中から選ぶことが出来るのが、保冷剤の最大の特徴です。
工場自体に対策を施す
今までのものは洋服など、個人で出来る対策でした。しかし工場全体に涼しくなる対策を施すという選択肢もあります。例えば工場の屋根や窓などに遮熱シートを貼れば、太陽光などによる暑さが緩和できます。またスプリンクラーなどで工場全体に水を巻くことで工場が涼しくなる、という対策もあります。工場内部にミストを噴霧することで部屋全体の温度を下げる、という方法もあります。
しかしこれらの対策は、どれも工場を改造する必要があるためにその分の費用がかかってしまうという難点があります。また改造した後でも電気代や水道代などが必要になってくる場合があります。しかし酷暑対策ということであれば、ある程度の費用は仕方ないのかもしれません。
エアコン
工場の暑さ対策として最も効果があるものは、やっぱりなんといってもエアコンになります。最も確実な方法です。その効果を高めるために、日光を遮断したり、工場自体の保温効果を高めたりすれば、より冷房効果も高まります。定期手なエアコンのメンテナンスも欠かせません。
しかし電気代が高くなってしまうのは、最大の欠点だとも言えるでしょう。夏場の電気代の多くはエアコンが占めています。「節電」をモットーに掲げている製造業や工場である場合、エアコンをガンガン使う事は、はばかられてしまうかもしれません。しかしこの酷暑では、適切に冷房を使っていかないと、企業活動自体が上手く回っていかないのも事実です。
エアコンの電気代が心配な製造業・工場の方は、是非一度工場電気ドットコムにご相談ください。お問い合わせ・ご相談は完全無料にて受け付けております。あなたの工場にとってももっとも最適な電気料金プラン、電気会社をご提案させていただきます。