電気代の基本料金値下げ率と電気代全体の値下げ率の違い

この工場電気ドットコムでは、電気を従来の地方電力会社からいわゆる新電力会社へ切り替えることで、電気代の値下げをする方法を、工場・町工場・製作所の皆様を中心にご提案しております。その値下げの方法は、電気料金の基本料金部分を値下げすることで、電気料金全体を値下げするという方法です。

私達工場電気ドットコムであれば、電気代基本料金の30~40%程度の値下げが可能です。電気代総額であれば、およそ8%程度の値下げが十分可能です。

…とここで、ちょっと疑問に思った方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。電気代基本料金の値下げ率電気代総額の値下げ率は、一緒では無いのでしょうか?基本料金が10%値下げされるのなら、全体も10%の値下げになるのではないか?と思われた方もいるかもしれません。今回はその辺りについて、解説していきたいと思います。その前に前提として…

電気料金の内訳

まずはいつものように、電気料金の内訳からです。電気料金は…

電気料金=基本料金 + 電力量料金 + 再生可能エネルギー発電促進賦課金

というように、おおよそ3つの要素で構成されています。これは電気料金について考えていくうえで、とても大事な事なのでぜひ覚えておいてください。

では本題に入りましょう。以下の画像をご覧ください。

基本料金値下げと総額値下げ01

非常におおざっぱですが、ある月の電気代をイメージしました。基本料金が5万円、再生可能エネルギー発電付加促進課金が2万円、電力料金3万円、以上合計して電気料金総額10万円です。あくまでも一例です。実際にはこれほどキレイに分かれることは、まず無いでしょう。

さてここで新電力に切り替えることで、電気代基本料金が1万円値下げできたとします。

基本料金値下げと総額値下げ02

基本料金5万円だったものが1万円の値下げで4万円になる、という事は、基本料金は20%値下げしたという事になります。しかし電気料金には、そこに更に再生可能エネルギー発電付加促進課金と電力料金がプラスされます。そしてそれらには基本的に割引などは適用されないので、料金はそのままとなります。そうなると、合計の電気料金総額は9万円となり、10万円からは10%値下げされた、という事になります。

お分かりいただけましたでしょうか?つまり電気代基本料金が値下げをしても、再生可能エネルギー発電付加促進課金と電力料金には値下げが適用されないので、電気料金全体で見れば割引率は下がってしまう、という事なのです。ですので最初に書いたように「電気代基本料金の30~40%程度の値下げが可能です。電気代総額であれば、およそ8%程度の値下げが十分可能です。」ということになるのです。

この「電気代基本料金の割引率と電気代全体の割引率」の違いについては、ぜひ覚えておいてください。今後新電力の見積書を見る時などに、役に立つかもしれません。もちろん工場電気ドットコムでは、電気代の内訳や基本料金と電力料金全体の割引率の違いなど、大事なことはしっかりと説明したうえで、電気代削減のご提案をさせていただきます。それが皆様が、「安心・安全に」電気をお使いいただくために必要なことだと、考えているからです。

電気について困ったこと、分からない事などがございますたら、工場電気ドットコムまでお問い合わせください。お問い合わせ・お見積りは無料です。