つい先日このような記事をアップしたばかりですが、現在全世帯において進められているスマートメーターへの切替が、新型コロナウイルスの影響により中断してしまっている、というニュースが入ってきました。
電気新聞:次世代計、計画実施分取り換えを中断/東電PG、生産量落ち込み
東京電力パワーグリッド(PG)は3月下旬以降、エリア内のスマートメーター(次世代電力量計)取り換え工事のうち、検定期間満了よりも前倒しで計画的に実施する分を中断している。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、海外からのスマートメーターの部品供給が停滞し、メーカーの生産量が落ちているためだ。現時点では2020年度に導入を完了する計画を維持したままだが、生産量が回復しなければ見直さざるを得ない可能性も出てくる。
つまりスマートメーターに必要な部品が、新型コロナウイルスの影響により海外から輸入できなくなってしまい、そのためにメーカーでのスマートメーター生産量が落ちてしまっている、という事です。現在多くの製造業で海外からの材料などが届かず製造作業が出来なくなっている、という話はありましたので、まさにそれと同様のことが起きてしまったという事になります。
特にスマートメーターは記事にもあるように、2020年度つまり今年度中にはすべての世帯での切替を行うことを目標としていました。しかし生産が出来ないのであれば、その計画も見直さざるを得ないでしょう。もちろん最終的には全ての電機メーカーがスマートメーターに切り替わるのでしょうが、その時期はかなりずれてしまうのでは無いでしょうか。
今後の動向を見守っていきたいと思います。