新電力を利用せずに電気代を下げようとするのがダメな理由とは?

節電」「省エネ」は、今や多くの人々の関心事の一つだと言えるでしょう。インターネットなどには多くの「賢い節電のやり方」「効率的な省エネ方法」などがアップされています。ご覧になった方も多いのでは無いでしょうか。

それでいながら確実に節電が出来る「新電力」の利用は、現在まだ全世帯の20%程度しか普及していません。それだけ節電のことを考えているのであれば、新電力の利用率はもっと多くなって当然だと思うのですが、決してそうはなっていません。

もちろん新電力以外にも節電をしたり、電気代を下げたりする方法は多くあります。しかしそうした多くの方法は、間違っているとまではいいませんが、新電力に比べればはるかに効率が悪い方法だということが出来ます。今回はそういう新電力以外での節電について、書いていきたいと思います。

ガマンしながら節電をしようとする

単純に「節電」「省エネ」と言った場合、多くの人が真っ先に想像するのが「電気の利用量を減らす」方法でしょう。家電製品などを使わない時は電源を切っておく。場合によってはコンセントを抜いておく。などなど、実に様々な方法が考えられます。もちろん電気代は、使った電気の量に応じて変わってくるわけですから、電気の使用量を減らすという事は、電気代の削減には、確かに有効な方法だと言えるでしょう。

しかし電気代全体で考えた場合、実は電気の使用量によって変わってくる部分は、それほど大きな部分ではありません。また使用量に応じて増える部分の単価なども変わってきてしまう場合がありますので、実は思っているほどには、節電効果が上がらない、という事にもなってしまいます。

またこうした節電は、やはりどこかで「ガマン」が必要となってしまいます。分かりやすい例としては、真夏の一番暑い時間にクーラーの温度をあまり下げずにガマンする、というような事です。特に電気が生活に必須となっている現在では、家電製品を思ったように使えないというだけで、ストレスがたまってきてしまうでしょう。

新電力では電気の「基本料金」を値下げすることになるので、電気の使用量は今のまま、電気代を値下げすることが出来るのです。もちろん無茶なガマンは一切必要ありません

怪しい機械に手を出してしまう

インターネットの広告などで「使えば電気が節約できる機械」という物を見ることがあります。しかしそういった機械は、もちろん中には実際に節約できる機械もあるのでしょうが、実際には怪しい商品が多いのも事実です。特に「機械」である以上、どうしても電気を使わざるを得ないので、結果その商品の購入費用のみならず、利用するための電気代が必要になってしまうケースがほとんどでしょう。それでは仮に電気代が減ったとしても、その分の費用が上乗せとなるので、トータルではあまり変わらなかった、という事も有りえます。

また「日中の電気使用量を監視して多くなったら制限する」という機械もありますが、これにしても24時間365日電気使用量を監視する、というのはなかなか大変な作業になります。仮に機械が自動でお知らせしてくれるにしても、その都度電気を止めたりするのであれば、やはりストレスがたまってしまうでしょう。

新電力では切り替えにあたって、新しい機械や設備などを導入する必要は一切ありません。今までどおりの機械を使い続けて、そのまま節電が出来るのです。

新電力を怪しい物と思い込んでしまっている

まだまだ根強いのが、新電力自体を怪しい物だと思っていらっしゃる方です。そのお気持ちも分からないでは無いのですが、新電力はスタートしてすでに20年になります。家庭用新電力でも、スタートしてもう4年となりました。その間特に大きな問題も無く、新電力は運営しています。

何より、新電力自体は法律で定められスタートしたものです。もし新電力に万が一何かあった場合にも、地方電力会社が代わりをするように決められています。「新電力は怪しい」という考えは、そろそろ捨て去る時なのでは無いかと思います。

目的を見失ってしまっている

ごく稀になのですが、「節電」それ自体が目的になっている方がいらっしゃいます。そもそも何故「節電」をするのかというと、節電をすることで電気代を安くしたい、という方がほとんどなのだと思います。電気代を安くしたいという目的で開始した節電ですが、いつの間にか節電それ自体が目的となってしまい、ゲームか何かのように楽しんでしまっているというパターンです。

こうした場合、節電をしてどれくらい電気代が下がったのかを検証する事も忘れてしまいがちですし、方法が間違っているような場合、それを改めるという事もやらなくなってしまいます。もちろん楽しんでやられている事自体は否定しませんが、目的を見失ってしまっては本末転倒です。あくまでも「電気代削減」のために節電をしている、という大前提は見失わないよう、注意しないとならないでしょう。

そもそも電気代削減に興味が無い

いろいろな方にお会いしていく中で、そもそも電気代削減に興味が無い、という方もいらっしゃいます。こうした方はある意味で潔くはあるのですが、中には電気代削減自体を否定されてしまう方もいらっしゃいます。しかし新電力を利用しての電気代削減は、私達に与えられた当然の権利なのです。新電力に切り替えたからといって、それは決して悪い事ではありませんし、罪悪感などを感じたりする必要は一切ありません。当然の権利を当然のように行使しただけの話です。ましてや誰からも文句を言われる必要もありません。

最後に

新電力はスタートして20年ですが、まだまだ普及率は低いといえるでしょう。そしてその背景には、新電力に対する無理解や誤解などがあるように思います。そうした誤解などを乗り越えて、皆さんが新電力に切り替え、電気代が安くなって喜んでいただけるようになれば、これほど嬉しいことはありません。

新電力側との交渉などは、全て代行いたします。もちろん費用などは一切かかりません。まずはお気軽にお問い合わせください。