電気製品を修理に出す前に知っておきたい事とは?

現代はとにかく身の回りに大量の電気製品があります。私達の生活には電気製品が必要不可欠になってきていますね。しかしこうした電気製品はどうしても壊れてしまう事があります。これは仕方の無いことでもありますが、壊れた電気製品をまずはどうにかするのが先決でしょう。このような時、ほとんどの方は電気製品の修理を考えるかと思います。しかしもしかしたら、故障では無いかもしれません。修理の必要が無いのかもしれません。今回は電気製品を修理に出す前に、チェックしておきたい事を書いてみましょう。

まずはコンセントが入っているか、バッテリーが残っているかなど、電源を確認する

これは様々な家電製品のQ&Aなどにも必ず記載されており、時として「そんなのちゃんとチェックしてるよ。バカにするな。」と言われてしまう項目です。しかしこれがなかなかどうして、侮れないチェック項目なのです。特に大事な家電製品であればあるほど、動かなくなった時には慌ててしまい、こうした簡単な部分も見落としてしまいがちです。

また故障の原因としてコンセントの接触不良なども考えられます。バッテリーであれば、バッテリー自体の異常なども考えられます。そうした部分を洗い出すためにも、まずはコンセントやバッテリーなど、電源周りをチェックしておくことは、とても大事な事なのです。

説明書を見る

家電製品が壊れたかな?と思った時にまずやっておきたいのが、説明書をチェックするということです。これは当たり前の事なのですが、意外とやらない方もいらっしゃったりするので、要注意でしょう。ほんのちょっとしたトラブルでも、説明書に対応方法が書いてある事が、実は結構あります。

特に最近の家電製品であれば「メンテナンスモード」と呼ばれるモードがついていたりする事があります。この場合、液晶画面にメンテナンスモードを表す文字や数字などが出てきていたりするのですが、ぱっと見ただけでは暗号のようで何の事なのかわかりません。しかし説明書などには、そうした数字などの意味が細かく書かれていることがあります。このような事もあるので、家電製品の説明書などはしっかりと保存しておきたいですね。

もし説明書が無くなってしまった場合、最近のものであればメーカーのサイトに説明書がアップされている事があります。故障した機械の型番などを控えて、その番号で検索をすれば出てくることもありますので、そちらも試してみましょう。

リコール対象の製品ではないかどうか確認をする

普段使っている家電製品が、実はメーカーによってリコールの対象になっていたという事も、可能性としては無いわけではありません。そのような場合、メーカーが無償での修理や交換に応じてくれる事もあります。型番などで説明書を調べるついでに、リコール対象かどうかも調べておくと良いでしょう。

インターネットで修理方法を探す

故障した製品の型番や名前で検索をかけると、他に同様の故障で悩んでいる方の書き込みなどが出てくることがあります。そうした方たちの対応方法を見ると、参考になる事があります。ただしこの際に注意しないといけない事は、完全に同じ症状であるという事が分かってから、その対応方法などを行った方が良い、という事です。インターネットでの情報はほとんどが文字だけですし、非常に分かりづらい事があります。画像などが添えられていればいいのですが、文字だけを読んで自分と同じ症状だ、と断定するのは慎重になった方がいいでしょう。

自分で家電製品の修理をしてもいいのか?

特にインターネットなどには、「自分で修理するには」というようなページが多く見られます。そうしたページを見て、ご自身で材料などを揃えて家電製品の修理を行ってみたくなる、という事もあるかと思います。しかしこうした修理には、専門知識や専門の道具が必要です。材料や道具を揃えるのにお金がかかるのであれば、最初から修理に出してしまった方が手っ取り早いといえるでしょう。また修理をしようとして結果余計壊れてしまうようであれば、最初から修理しない方がいいでしょう。場合によってはより高い修理費を請求される可能性だって出てきます。

特に先日もコラムにて書きましたが、エアコンの室外機などは、例え倒れたものを起こすだけでも、修理業者に依頼してほしいという旨を、メーカーが直々に声明を出しております。家電製品はちょっとした事でより大きな被害が広がってしまう可能性があるからこそ、しっかりとした業者に修理を依頼することが、最善の方法なのです。

エアコンの室外機が倒れた時絶対に自分で起こしてはいけない理由とは?

ご自身での家電製品の修理は、よほど腕に自信があるかあるいは普段からやりなれているような方で無い限りは、行わない方が賢明だと言えるでしょう。

最後に

今回は家電製品の修理について書いてきました。やはり一番大切なのは、その故障がどのような状態なのかを、少しずつ原因で切り分けていくことでしょう。また故障の状態を具体的にメモしておくことで、修理の依頼をする時に役立つこともあります。

そして一番大事なのは、保証期間の間であるかどうかです。説明書も大事ですが、保証書もなくさないように十分気をつけておきたいですね。